会津、14年ぶり「8強」 伊藤が3安打、打撃不振から『一変』

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【会津―田村】7回裏会津1死二塁、決勝点につながる安打を放った伊藤=平球場

 会津が終盤に勝ち越し点をもぎ取り、14年ぶりのベスト8を決めた。

 同点で迎えた7回裏1死二塁。この日これまで2安打の会津の伊藤舜(3年)は、相手捕手がマウンドに向かい一呼吸を置いたのを見て、自分も息を整えた。「必ず次につなげる」。内角の直球を左翼にはじき返し、敵失も絡んで決勝点に結び付けた。

 初回、先制点を導く三塁打を放った伊藤。ただ、大会前から打撃不振に陥り、今大会はこの試合まで安打が出ていなかった。バットを短く持つなど試行錯誤したが結果は出ず、悩み込んでいた。

 田村戦の前日、チームメートの佐々木悠太(3年)が打撃練習に付き合ってくれた。試合前には「おまえなら大丈夫」と声を掛けられた。仲間の言葉が力となり、伊藤は心の中の霧が晴れたように3安打の活躍を見せた。

 佐々木は昨秋の大会でレギュラーだったが、練習試合で骨折し、今大会はベンチ入りしていない。伊藤と佐々木は「復帰戦は甲子園」と約束している。約束を実現するため、伊藤はバットに強い意志を宿らせる。