学法福島の夏...笑顔で幕 主将・原田「悔いはない」、後輩に夢を

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【学法福島-光南】8回裏光南2死一、三塁、学法福島投手長田に笑顔で声を掛ける捕手原田(右)

 ノーシードながら、55年ぶりの決勝進出を狙った学法福島ナインの夏は"笑顔"で終わった。「みんなと一緒に笑って終われた。悔いはない」。主将の原田真聡(3年)の表情に涙はなかった。

 ナインには共通のテーマがある。「笑顔」だ。笑顔でプレーすることが、支えてくれている人への感謝や試合結果につながる。そんな思いが込められている。

 迎えた準決勝では、小学校時代からバッテリーを組む2番手の長田聖也(同)が8回につかまり、4点を追い掛ける展開。最終回に最初の打者として迎えた原田は「思い切ってバットを振っていこう」と笑顔で立った打席で結果が結実、高めのスライダーを捉え右前打を放つ意地を見せた。

 甲子園の土は踏めなかったが、原田は「後輩たちには絶対に甲子園に出場してほしい」と夢のバトンをつないだ。試合後、ナインは普段と変わらないまぶしい笑顔を見せていたが、宍戸亨監督を囲み、抱き合いながら健闘をたたえ合うと、この日初めて目に光るものを浮かべていた。