【夏の福島大会・総評】9年ぶり全地区から8強 聖光学院、勝負強い

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 聖光学院の10連覇で幕を閉じた第98回全国高校野球選手権福島大会。昨秋県大会の覇者聖光学院と春の県大会を制した光南の決勝は真の頂点を決めるにふさわしい戦いとなった。

 例年に比べると接戦の多かった聖光学院は試合の行く末を分けそうな状況での勝負強さが光った。決勝で際立ったように「とにかく点が欲しい」「もう点はやれない」という場面で結果を出す姿からは王者の貫禄が漂った。

 10年ぶりの甲子園出場を狙った光南は春から打撃力を強化し6試合で68安打を放った。9失策となっていた守備も決勝では堅実さをみせ、「粘りの野球」で王者を最後まで追い詰めた。

 春の決勝は17年ぶりに県立校同士のカードとなり、波乱が予想された今大会。2007(平成19)年以来、9年ぶりに全地区の学校が8強に残った。会津は14年ぶりの準々決勝進出、学法福島は55年ぶりに準決勝へと進んだ。

 将来を嘱望される選手も球場を沸かせた。光南の溝井琴博(3年)は打率6割8分をマーク。14年に柳沼健太郎(聖光学院)が記録した6割6分7厘の夏の大会最高打率を上回った。(高校野球取材班)