【夏の福島大会展望】聖光学院、総合力でリード 11連覇へ盤石
11連覇の懸かる第1シードの聖光学院が総合力で一歩リードする。春の東北大会で4強入りした第2シードの東日大昌平は初戦の2回戦で磐城と対戦する。互いに手の内を知るいわき勢同士の対決で、前期屈指の好カードだ。
聖光学院と第8シードの小高産業技術のブロックには、春の県大会ベスト8の須賀川桐陽や、奇策を仕掛けるいわき総合が入った。実力のある福島工や安積、会津の戦いぶりからも目が離せない。
東日大昌平と同ブロックとなった第7シードの福島商は、県内初となる夏の福島大会通算200勝にあと3勝と迫る。秋の県大会8強の学法福島や好投手を擁する田村に加え、郡山商が上位進出を狙う。
第3シードのいわき光洋は、園部佳太を中心とした強力打線で初制覇を目指す。同じブロックには第6シードの福島東、春の県大会ベスト8の須賀川と光南のほか、会津工など公立の実力校がそろい、接戦が繰り広げられそうだ。
春の県大会の初戦で敗退し雪辱に燃える第4シードの日大東北と、第5シードの学法石川のブロックは実力が伯仲している。夏初勝利を目指すふたば未来や秋の県大会ベスト8の郡山は底力があり、優勝候補に挙がる強豪私学の打倒を狙う。
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