福島商代打・原田が意地のサヨナラ打 尚志に4-3接戦を制す

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【尚志―福島商】9回裏福島商2死二、三塁、サヨナラの一打を許し、肩を落とす尚志の捕手星

 夏の甲子園出場を懸けた第99回全国高校野球選手権福島大会第4日は10日、いわき市のいわきグリーンスタジアムなどで2回戦11試合が行われ、第7シード福島商は接戦の末、4-3で尚志にサヨナラ勝ちした。

 サヨナラの一打を放った福島商の代打原田修樹(3年)は「絶対自分で決めてやると思っていた」と殊勲の一打を振り返った。

 ボールを強くたたくことだけを意識して打席に立った原田。2球目の直球を迷わず振り抜いた。打球が内野を抜けるのを見届けると、拳を振り上げて喜びを表現した。

 ナインから手厚い祝福を受けた原田。「『打てるぞ』というベンチからの応援が力になった」とナインに感謝した。

 終盤まで攻守、連打で主導権

 「気持ちだけで投げた」。尚志の先発佐藤奎祐(2年)が投じた136球目の直球が外野にはじき返された。サヨナラの一打を許し、佐藤はマウンドに顔をうずめ、捕手の星修平(3年)は悔しそうにサヨナラの走者をホームで見つめた。

 第7シード福島商相手に初回に先制に成功した尚志。思い切りの良い打撃に好守も光り、尚志ペースで試合を進めた。1―1の同点で迎えた7回には、大橋和生(同)、石原聖也(同)の連打で再び均衡を破った。ただ、強豪校を相手にするプレッシャーと30度を超す暑さがナインの負担となり、終盤は福島商にペースをにぎられた。遊撃手石原は治療で一時ベンチに下がり、足をつりながら懸命に守備に就くなど、ナインは気持ちだけで戦った。

 福島大会通算200勝に残り3勝と迫る伝統校を、あと一歩のところまで追いつめた尚志。試合後、肩を落とすナインを励まし、笑顔に徹していた主将の菊池彬彦(同)。「自分たちがやってきたことを出し切って負けたので悔いはない」と言い切ったが、涙をこらえることができなかった。

 【7月10日の試合結果】夏の全国高校野球福島大会・第4日

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