福島成蹊が土壇場逆転劇『初16強』 執念の重盗で二本松工下す

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【福島成蹊―二本松工】9回表福島成蹊2死一、三塁、重盗で三走菊池が生還し逆転=信夫ケ丘球場

 第99回全国高校野球選手権福島大会は15日、後期日程が始まり、16強が決定した。第6日は福島市の信夫ケ丘球場など6球場で3回戦16試合が行われ、福島成蹊が二本松工に5―4で競り勝ち、創部11年目にして初の16強に駒を進めた。白河実は5―4で帝京安積を下した。白河実の中村駿(3年)は大会通算800号の節目となる本塁打を記録した。第1シード聖光学院、第5シード学法石川、第7シード福島商はコールド勝ち。そのほかのシード校4校も順当に勝ち上がった。16日は移動日。第7日の17日はあづま球場、信夫ケ丘球場(福島市)、白河グリーンスタジアム、天狗山球場(白河市)の4球場で4回戦8試合が行われる。

 三走・菊池「いける」

 福島成蹊の勢いが止まらない。土壇場の9回に見せた逆転劇で創部初の16強入りを決めた。

 「まだ夏を終わらせたくない」。1点リードされた9回、打線が狙い続けたスライダーを捉えた。3安打を集中する執念の戦いぶりで、劇的勝利を呼び込んだ。

 取っては取り返すシーソーゲーム。「こんな試合は得意だろ」。金子淳監督のげきにナインが応えた。終止符を打ったのは重盗。ナインが「数え切れないほど練習してきた」という2死一、三塁からディレードスチールだった。

 「いける」。三走菊池幸矢(2年)が本塁まで15メートルほどに迫る中、一、二塁間で挟殺プレーに入った隙を突いてスタート。土煙が本塁を包む中、歓喜の瞬間が訪れた。

 夏の大会に初出場したのは2007(平成19)年。初戦敗退から11度目の夏。主将の松井愛弥(3年)は語気を強めた。「自分たちに実績はないが、"下克上"の気持ちを持って戦うだけ。もっと上に行く」

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