日大東北、学法石川の『猛追』しのぐ 夏5年連続の準決勝進出

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
【学法石川-日大東北】8回途中まで力投した日大東北の生天目=あづま球場

 第99回全国高校野球選手権福島大会第8日は19日、福島市のあづま球場と白河市の白河グリーンスタジアムで準々決勝4試合が行われ、第1シード聖光学院、第3シードいわき光洋、第4シード日大東北、第7シード福島商が4強入りした。11連覇を狙う聖光学院は小高産業技術に5―0で快勝。いわき光洋は光南に3―0で完封勝ちし、3年ぶりに準決勝進出を決めた。日大東北は5―4で粘る学法石川を振り切り、5年連続の準々決勝進出。福島商は5―3で磐城との接戦を制し、2年ぶりに準決勝へ駒を進めた。準決勝は、聖光学院―日大東北が21日午前10時、いわき光洋―福島商が午後0時30分から、いずれもあづま球場で行われる。決勝は同球場で22日午前11時開始予定。

 日大東北先発・生天目、8回途中1失点

 苦しみ抜いた末、5年連続の準決勝に進んだ。私学の強豪対決を制した立役者は悩める右腕だった。「自分のせいで負けたくなかった」。7回3分の2を1失点と好投した生天目(なまため)翼(3年)は胸をなで下ろした。

 忘れられない敗戦がある。春の県大会の田村戦で先発した生天目は、4回5失点で初戦敗退。楡井龍之介(同)と磯上海大(同)の両エースが万全ではない状態で、チームを救えなかった投球に悔しさが残った。

 「もう負けたくない」。夏に向け、左翼と右翼のポール間約100メートルをダッシュした直後にピッチング練習をするなど徹底的に下半身を鍛え抜いた。楡井、磯上の両右腕に対抗すべく昨秋、取り入れたサイドスローのコントロールや球速もアップした。

 この試合、「自分でも驚くほどの切れがあった」というスライダーやチェンジアップを武器に、今大会3試合で22得点と強打が光る学法石川打線を、フライアウト18個と手玉に。降板と同時に右ふくらはぎをつるほどの力投だった。

 9回裏に1点差に迫られたが「簡単には勝てないぞと野球の神様が示してくれたのかな」と中村猛安監督は苦笑い。しぶとく追加点を狙い、息詰まる接戦をチーム力で制した。次戦、聖光学院との"因縁の一戦"を前に、得たものは大きい。

 【7月19日の試合結果】夏の全国高校野球福島大会・第8日

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

聖光学院、初戦「惜敗」 夏の甲子園、報徳学園に2-3敗れる