いわき光洋、福島商に3-1競り勝つ 初V挑む打倒・聖光学院

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【いわき光洋-福島商】8回表いわき光洋2死一、二塁、矢吹基が追加点となる右前適時打を放つ=あづま球場
準決勝
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 いわき光洋は中軸が好機を得点につなげ、3―1で福島商に競り勝った。いわき光洋は6回、2死三塁から5番波立の2打席連続となる適時打で勝ち越し。8回は園部が敬遠され2死一、二塁で4番矢吹基が適時打を放ちリードを広げた。福島商は2点を追う8回、2死から連打で一、二塁とし好機を迎えたが、後続が断たれた。

 燃えた4番・矢吹基 兄のハッパに直球好打

 今大会当たっている主砲が敬遠され、回ってきた打席。これまでもこういう場面は体験している。いわき光洋の矢吹基偉(2年)は当然「燃えた」。

 1点リードの8回2死二塁、追加点が欲しい場面で高校通算48本塁打の3番園部佳太(3年)が勝負を避けられた。2死一、二塁となり福島商がタイムを取ると、打席に駆け寄ってきた兄成世(同)が言った。「お前はおれの弟だ。打てないわけがない」。「うるせぇ」と返した基偉だったが、肩の力が抜け楽になった。成世は続けて基偉に「スライダーで誘ってくる。振らずにその後の直球を狙え」と伝えた。

 「チャンスだから振り切ろうと思っていた」。4球目、狙い通りの直球を右翼線上にはじき返し、喉から手が出るほど欲しかった追加点を奪った基偉は、二塁ベース上でベンチの兄やチームメートに両腕を突き上げた。

 決勝の相手となった聖光学院には、今春の県大会決勝で3―18と大敗した。「自分たちは18点も取れない。失点を最少に抑えて、チャンスを生かしていこう」。主将園部を中心に夏に向け、もう一度チームを作り上げた。「あの大敗からたくましくなった」と渡辺純監督。創部初の甲子園を目指すいわき光洋ナインが雪辱を果たす舞台は整った。

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