聖光学院エース斎藤が好投、日大東北6-2下す 11連覇へ王手

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【聖光学院-日大東北】8回2失点と好投した聖光学院のエース斎藤=あづま球場
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 福島市のあづま球場で21日に行われた全国高校野球選手権福島大会第9日の準決勝。11連覇を目指す聖光学院と創部初の甲子園出場を目指すいわき光洋が勝ち上がり、22日の決勝で激突する。第1シード聖光学院はエース斎藤郁也(3年)が好投し、6―2で日大東北を下した。第3シードいわき光洋は4番矢吹基偉(2年)の活躍もあり、福島商を3―1で退けた。決勝は22日午前11時から、同球場で行われる。

 斎藤、ピンチで力投『度胸満点』

 緊張の糸が解け、ほほを伝った涙は、エースが背負っていた重圧を物語っていた。聖光学院の先発斎藤郁也(3年)は8回2失点で勝利を呼び込んだ。「負けなくてよかった」。涙は流したが、背番号1たる理由を堂々の投球で見せつけた。

 斎藤智也監督が「点差以上に苦しかった」と振り返る試合だった。日大東北は激戦を繰り返してきた因縁の相手。序盤に打線の援護はあったが、安心することなどできなかった。「後半に粘ってくる」と感じていた。

 案の定その時は来た。8回、連打や死球で2死満塁のピンチを招くと、ファウルで粘られ、押し出しの四球。相手は当然勢いづく。しかし斎藤が動揺することはなく、次の打者を一飛に打ち取った。この場面は、女房役の佐藤晃一(同)が「前(の斎藤)だったら四球の後、崩れていた」と話すように、斎藤の精神面の成長を示した瞬間だった。

 成長の一つの要因は"覚悟"にある。昨夏の甲子園でマウンドに上った斎藤だが、先輩が引っ張ってくれたあの時とは違う。「自分がチームを背負う」。練習試合では厳しいピンチを託されることが増え、マウンド度胸もさらに付いた。

 11連覇へ王手をかけた。しかし「決勝だろうとやることは変わらない」と斎藤。ただひたむきに相手へと向かっていく。

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