【夏の福島大会総評】公立校が確実台頭 伝統校存在感アピール

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 聖光学院の11連覇で幕を閉じた第99回全国高校野球選手権福島大会。王者聖光学院と創部初の優勝を目指したいわき光洋の決勝は、78チーム(84校)の頂点を決めるにふさわしい好ゲームとなった。

 今春の県大会決勝と同じ顔合わせとなった決勝は、大敗の雪辱をと意気込むいわき光洋が2度にわたって同点に追い付き、春に22安打で18得点を奪われた守備陣も決勝では堅実さをみせ、王者を追い詰めた。聖光学院は最終回にサヨナラの一打で勝利を収め、終盤の勝負強さが際立った。

 春の東北大会で、県勢で唯一4強入りした第2シード東日大昌平が磐城に初戦で敗れる波乱もあったが、シード校が順当に勝ち上がった。磐城は8強、福島商は4強まで勝ち上がり、伝統校の存在感を強くアピールした。

 ふたば未来は創部3年目にして初の夏大会勝利を飾った。投手草野陸世(りくと)(3年)は夏の福島大会で34年ぶりとなるノーヒットノーランを達成し、球場を沸かせた。小高工と小高商が統合し、今春開校した小高産業技術も校名が変わって初勝利を挙げ、8強入りした。私立優勢だったこれまでの歴史は変わりつつあり、公立校が確実に力をつけている。(高校野球取材班)

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