会津西連合『一丸』逆転勝ち 馬場が入魂犠飛「全員の思いで」
会津西連合が接戦を制し、平商に10-9で逆転勝ちした。
固く結ばれた連合チームの結束は最後までゆるむことはなかった。試合終了直後、激戦を制したナインにはスタンドからねぎらいの言葉が降り注いだ。
平商が1点をリードし勝利の流れが見えつつあった8回。1点を返し、さらに1死三塁で打席に立ったのは馬場優雅(3年)。「全員の思いを背負って打席に立った」と、逆転の犠飛を放ち、勝利の立役者となった。
馬場は昨秋の新チーム発足以来、手首のけがに悩まされ続けてきた。それでも、率先して練習の補助に専念してきた。そうした姿が高校が違い、顔を合わせる機会が少ない連合チームを一つにまとめる一つの力にもなった。「野球を通じて気持ちを一つにしたい」。次戦も全員野球で挑む。