南会津、勿来工との『接戦』制す 大竹が好救援!7回を無失点
南会津が1点のリードを守り、勿来工との接戦を2-1で制した。
最後の打者を併殺に打ち取ると、マウンドの大竹力(2年)を中心に大きな歓喜の輪ができた。南会津が勿来工を破り3年ぶりの夏初戦突破。ナインはもみくちゃになり喜びを分かちあった。
「頼んだ」。「任せて下さい」。2点を先制した直後の3回無死一塁、大竹はエース馬場琉斗(3年)からマウンドを引き継いだ。「自分が勝たせる」。夏の大会でまだ勝利がない3年生の先輩に1勝を届けるべく、闘志を奮い立たせた。
早い回での交代だったが準備は万全だった。「直前の練習試合でも投げていたので不安はなかった」と大竹。腰の故障で約2週間前に投球を再開したばかりだが、練習不足を感じさせないほど体を思いきりしならせ、130キロ台の直球と緩い変化球で相手を翻弄し、勿来工に逆転を許さなかった。
好投を披露し、3年生に念願の1勝を届けた2年生右腕は「強気な姿勢で次も絶対に勝つ」と力を込める。