聖光学院、守備で『リズム』 戻ってきた!エース衛藤「完投」

 
【聖光学院―いわき光洋】昨秋の東北大会以来の完投勝利となった聖光学院のエース衛藤

 聖光学院はエース衛藤が完投でいわき光洋を7―1退けた。16残塁と攻めあぐねた聖光学院だが、守備が踏ん張り、中盤以降はリードを広げた。

 夏の頂点に立つために欠かせないエースが上々の仕上がりを見せた。聖光学院の衛藤慎也(3年)が9回6安打1失点で昨秋の東北大会決勝以来となる完投勝利を挙げた。

 「長いイニングを見ておきたかった」と斎藤智也監督が満を持して送り出したマウンドだった。立ち上がりは変化球の制球に苦しみ1点を失ったが、徐々にギアを上げた。

 「どちらでも打ち取れる自信があった」と振り返るように、140キロ台の直球とスライダーを決め球に2回以降はスコアボードに0を並べた。「2回以降はリズムに乗ってくれた」。指揮官も試合後、及第点を与えた。

 センバツ大会後、右ひじを手術し夏に照準を合わせて調整してきた。「けがの影響も感じなかった。(完投した)この経験は大きい」と衛藤。3時間に及ぶ炎天下のマウンドで137球を投げ抜き、完全復活を印象づけた。

 【7月19日の試合結果】夏の全国高校野球福島大会・第9日

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