尚志に『9回のドラマ』...無死満塁 いわき総合を逆転サヨナラ
尚志が、いわき総合に5―4で逆転サヨナラ勝ちした。2点を追う尚志は9回無死一、三塁から代打宮原のスクイズが野選を誘い1得点。さらに無死満塁から吉田の2点適時打で逆転した。
尚志の吉田典弘(3年)が9回無死満塁からの逆転サヨナラ打で、チームを勝利に導いた。「つなぐ意識で気楽に臨めた」と胸を張った。
2点を追う最終回。仲間の粘りで1点を返し、最大の好機で打席が回った。春までなら「自分が決める」と意地になっていた場面だったが、「自分がだめでも後ろが打ってくれる」と冷静さを心掛け、内角の直球を力まずはじき返した。
昨秋と春は地区大会で敗れたが、この勝利で夏を戦う手ごたえを得た。「9回の盛り上がりをつくれれば、どこにも負けない」と自信をにじませた。