【聖光学院10連覇・悲願頂点挑む夏(下)】 打線、中軸の復調が鍵

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 大量得点を取って勝利した試合は少なかった福島大会だが、10連覇の原動力になったのは下位打線の力だ。大会後期に入ってからは、快音を連発させた瀬川航騎(2年)の活躍が目立つ。

 大会前期こそ勢いが弱かったものの、後半は好機で活躍。4回戦終了後に横山博英部長から「失敗してもいい。もっと大胆にやれ」との言葉を受けた瀬川ら2年生らは躍動した。3年中心のチームで2年生の瀬川らは「3年生を負けさせてはいけない」「失敗できない」というプレッシャーにとりつかれていたが、横山部長の言葉で重圧から解き放たれた。瀬川は準決勝で2安打、決勝では本塁打を含む4安打と爆発した。

 甲子園では中軸の復調が鍵となる。準々決勝以後の打率は振るわず、決勝では1安打に封じ込まれた。練習を再開2日目の27日、4番の鈴木駿輔(3年)は「チャンスで打てず情けなかった」と唇をかんだ。鈴木は準々決勝の小高工戦で本塁打を放っており、この一本が「大会で唯一の収穫」とする。鈴木は勝負どころで得点につながる一打を狙う。

 斎藤智也監督は「打ち勝つ野球」を掲げる。下位打線の勢いと同様に、上位打線も波に乗りたい。