聖光学院、逆転で初戦突破 夏の甲子園、クラーク国際に5―3

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【聖光学院―クラーク国際】8回表聖光学院無死満塁、小泉が左中間に逆転となる走者一掃の適時三塁打を放ち、塁上でガッツポーズ=12日、甲子園球場
2回戦
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聖光学院
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クラーク
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 第98回全国高校野球選手権大会第6日は12日、兵庫県西宮市の甲子園球場で2回戦4試合が行われた。10年連続13度目出場の聖光学院は、初出場のクラーク国際(北北海道)に5―3で逆転勝ちし、2年ぶりに初戦を突破した。

 初回に先制点を許し、さらにリードを広げられて1―3で迎えた8回、ここまで2安打の聖光打線が奮起する。先頭の鎌倉誠(3年)が四球で出塁、加納皐(さつき)(同)の中前打と敵失で無死満塁とすると、小泉徹平(2年)が左中間を破る走者一掃の適時三塁打で逆転。さらに西川将也(3年)の左犠飛で追加点を奪った。

 クラーク国際は8、9回と走者を得点圏に進めたが、5回途中から登板の斎藤郁也(2年)が好捕に支えられ、得点を許さなかった。

 聖光学院の次戦は大会第11日の17日に行われる3回戦第1試合(午前8時開始予定)で、対戦校は今後の抽選結果で決定する。

 小泉、起死回生の『一振り』 8回満塁、一掃三塁打

 聖光学院を覆った霧は、突如として消え去った。勝利へ向かい、ようやく打線が息を吹き返した8回。無死満塁で小泉徹平(2年)の一打が左中間を切り裂いた。

 7回が終わるまで聖光学院の安打はわずか2。沈黙していた打線は八回に一気に爆発し4点を奪取した。接戦を勝ち抜いた福島大会をほうふつとさせる勝負強さに、小泉は「焦りはなかった」と胸を張った。

 相手先発はチームが苦手とする横手投げ。「こういう試合展開になると思っていた」と振り返ったが、予想以上の苦戦を強いられていた。そんな中で巡ってきた絶好機。緊張感には包まれたが、尊敬する先輩たちを助けたい思いが上回った。「少しでも恩返しをしたかった」

 初球の外角低めの直球を逆らわずに振り抜くと、打球は左中間に。甲子園の大観衆から拍手が送られる中、三塁上からベンチを見ると、喜びに湧く仲間の姿があった。「みんなの笑顔が見られてうれしかった」。何にも代えがたい光景だった。

 福島大会を10連覇して挑む甲子園。自分たちはあくまで今夏の福島大会優勝でここに来ている、との思いがあるが、いざ聖地に来ると数字の重みを感じる。「歴史に恥じないようにと考えながらプレーした」と小泉。常連校として簡単に負けるわけにはいかない。