不屈の男・西川、復活の一打 腐らないで今...初先発で存在感

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【東邦-聖光学院】6回表聖光学院無死一、三塁、西川が右越えに適時二塁打を放つ=甲子園球場

 復活を告げる豪快な一打が、チームに貴重な追加点をもたらした。福島大会を通じて初めて先発出場し、適時打を放った聖光学院の西川将也(3年)は「結果を残せてうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 西川は冗談を飛ばして仲間を笑わせるなど、チームのムードメーカーの一人。4月下旬、練習中に左手の骨にひびが入り、レギュラーから離脱。思うように練習できず、もどかしさを募らせることもあった。「腐らないで今、出来ることをやろう」と約2カ月、別メニューをこなしながらチームを笑いでもり立てた。

 背番号13として先発したこの試合、一塁側のスタンドには東邦の大応援団が詰めかけていたが、その存在は西川に火を付けた。「緊張していた自分を逆に奮い立たせてくれた」と一気に戦闘態勢へ。「ガツガツ打とう」という意気込みが実り、6回無死一、三塁の好機で2球目を振り抜き、適時打とした。

 逆境を乗り越え、大舞台で結果を残した西川。「相手投手をくじく打球を放ち、チームに流れを呼び込みたい」

 笑顔の似合う男が本気の目を見せた。