【聖光学院11連覇・頂への挑戦(上)】 チーム全員で『成長』

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11連覇を果たした聖光学院ナイン

 第99回全国高校野球選手権福島大会は、聖光学院がサヨナラでいわき光洋を下し、戦後最多を更新する地方大会11連覇を果たした。甲子園での最高成績は8強。4強の壁を突き破り、14度目の聖地で深紅の大優勝旗を目指す聖光ナインの福島大会の歩みを振り返る。

 今大会も指定席のようになった第1シードで臨んだ聖光学院。初戦をコールドで勝つと、その後も優勢な試合運びで勝ち上がり、準々決勝まで無失点を続けた。準決勝で失点を喫したが、決勝も含めていずれの試合も先制。決勝は、いわき光洋に2度追い付かれる激戦となったが、それでも大会を通じて一度も相手にリードを許さなかった。

 昨秋まで控えやメンバー入りできなかった選手の活躍が光った。決勝でサヨナラ打を放った渡辺拓路(ひろ)(3年)もその1人。選手が常に切磋琢磨(せっさたくま)し、競い合う環境がチーム力を底上げしている。

 「史上最低、最悪」。斎藤智也監督はチーム発足当時、全国8強入りを果たした前チームと比較し、あえて厳しい言葉で現チームを表現した。ただ、厳しい表現をされるのは現チームに限ったことではなく、選手の発奮材料となっている側面もある。斎藤監督の期待に応えようとする選手の努力が強さの一つの要因だ。

 「遠回りしたが、選手全員が膝をつき合わせながら成長した」。手を焼いた世代に胴上げされ、11度宙に舞った指揮官が優勝インタビューで涙を浮かべた姿が印象的に映った。

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