【聖光学院11連覇・頂への挑戦(中)】 「投手」抜群の安定感

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決勝で完投した聖光学院の前田

 投手陣はいずれも最速140キロ台の直球と切れのある変化球を持ち合わせたタレントぞろい。エース斎藤郁也を中心に、決勝で完投した前田秀紀、平野サビィ、堀田陸斗、湯浅京己(いずれも3年)らによる継投で、準決勝までの5試合で失ったのは2点と抜群の安定感を見せた。

 準決勝の日大東北戦は斎藤が8回119球を投げ、最終回は前田が抑えて決勝に駒を進めた。決勝では、斎藤が中指の皮がめくれ投げられる状況でなかったこともあり、前田が先発でマウンドに上がった。終盤まで2度も同点に追い付かれる拮抗した試合展開で、斎藤智也監督は、試合の流れが変わることを避け、継投策を選ばなかった。前田はその期待に応え完投。被安打9で4失点しながらも、投球数は94球と抑えられた。

 流れによって完投、継投を選択できる戦い方は、試合の主導権争いで有利となる。全国の強豪が集まる甲子園では、失点を計算に入れた戦い方も重要。斎藤は昨夏も甲子園で登板した経験から「一人では勝てない。成長した投手陣を信じて自分も投げていきたい」と話す。熱戦を制し、たくましくなった投手陣が甲子園のマウンドで躍動する。

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