主将・仁平、勝利を呼ぶ先制打  聖光学院の頼れる男が本領発揮

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【聖光学院―おかやま山陽】2回表聖光学院無死一塁、仁平が左越えに先制となる適時三塁打を放つ=甲子園

 序盤から試合の流れを支配した聖光学院。チームの精神的支柱が、その立役者となった。主将仁平勇汰(3年)の一振りが、打撃陣のスイッチを入れた。

 初回、1死三塁のピンチをしのいだ後の攻撃。無死一塁で打席に立った仁平は、おかやま山陽の先発大江海成(同)が投じた4球目、外角高めに浮いた136キロの直球を捉えた。打球は大きな弧を描いて左翼フェンスに直撃。一塁から柳沼楽人(同)が一気に生還した。三塁に到達した仁平は、握り拳をつくって仲間に応えた。

 春の東北大会初戦で敗れた後、大平悠斗(同)から主将を引き継いだ。悩んだ時には、他のチームメートの目に触れないように大平や前年のチーム主将にも相談した。
 「しんどくても逃げては駄目」と助言を受けた仁平に、「つらくても、主将はつらいと言ってはいけない。悩んでいても、みんなの前で出してはいけない」という自覚が芽生えた。チームメートは「うるさいぐらいの元気で引っ張ってくれる。器が大きい」と仁平に全幅の信頼を寄せる。

 仁平はこの日3安打2打点。本塁打が出ればサイクル安打となる活躍でチームを快勝に導いた。ただ、日本一を目指す聖光学院にとって、勝負はまだ序盤。「(今回の試合は)出来過ぎ。この試合を機に勢いに乗りたい」と、いつもの引き締まった表情で前を向いた。

 【8月10日の聖光学院・試合結果】全国高校野球選手権大会

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