盛り上げ役・和田が絶好調! 聖光学院、内野の連携プレー確認

 
打撃練習で左越えに本塁打を放つ和田=7日、大阪府河南町

 大会第7日(11日)の第3試合で報徳学園と対戦する聖光学院は7日、大阪府河南町で練習を行った。

 初戦となる2回戦に照準を合わせる聖光学院はシートノックや無死一、二塁などの試合状況を設定して投手と内野手の連係プレーを確認した。主戦の衛藤慎也(3年)や高坂右京(同)ら投手陣がベンチ入りの控え組らのシート打撃に登板。レギュラー陣が守備につき、控え組の打球を処理し、試合での実戦感覚を磨いた。控え組の後にレギュラー陣もシート打撃を行った。

 全体練習の最後は、報徳学園の左腕のエースを想定し、左の変化球に設定したマシンや左の打撃投手を置いてフリー打撃を行った。

 和田「僕が一番びっくりしています」

 「僕が一番びっくりしています」。持ち前の元気の良さでチームを盛り上げてきた和田拓朗(3年)。シート打撃で二塁打や本塁打を放つなど好調をアピールした。

 夏の福島大会はチームの応援団長としてスタンドからチームに声援を送った和田。甲子園大会では背番号14を付けてベンチ入りした。「チームを盛り上げるのが自分の役割。仲間を全力でサポートする」と和田。大阪入り後は、初日の練習から積極的に大きな声を出して聖光学院ナインの士気を高めてきた。そんな和田が見せた打撃にチームも盛り上がった。

 「初戦まで時間がある。チームがもう一段階上がれるよう仲間への声掛けやプレーで盛り上げていきたい」。チームの精神的支柱が聖光学院を勝利に導く。

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