半端ない!決勝進出・金足農 夏の甲子園、福島の農高生も声援

 

 東北勢の悲願成就か、史上初の快挙達成か―。第100回全国高校野球選手権大会は20日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準決勝が行われ、金足農(秋田)と大阪桐蔭(北大阪)が21日の決勝に進んだ。東北勢として夏は9度目の決勝で、春夏を通じて初の栄冠を目指す。

 快進撃を続け決勝進出を決めた金足農に、本県の農業高生もエールを送った。

 会津農林野球部主将の生江浩太さん(17)は「横浜高や日大三高など甲子園常連校にも勝利し、公立の農業高でも決勝まで行けるという道しるべになった。接戦を勝ち切る力がすごい。これからのチームづくりの参考にしたい」とたたえた。

 福島明成野球部主将の多田宥真(ゆうま)さん(17)は「農業高校の実習もあって忙しい中、決勝進出はすごい」と感心。「農業高では実習で作ったコメを運んだりと、力仕事が多い。もしかしたらその効果もあるのかもしれない」と農業高独自の強みを推測した。

 全日本高校馬術選手権大会(北海道苫小牧市)の個人戦を21日に控える岩瀬農の柴田祐紀さん(17)は「同じ東北の農業高の生徒として、自分も良い成績を残したい」と刺激を受けていた。

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