『3本の矢』ズバリ!魂込もった継投 プライド示す聖光投手陣

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【東筑-聖光学院】7回から登板し、粘投した聖光学院の投手高坂=甲子園球場

 「このチームを負けさせない」。3投手の魂の込もった継投が聖光学院に5年ぶりの春1勝をもたらした。

 斎藤智也監督はこの開幕戦を継投策で構えていた。先発を託されたのは背番号「11」の右腕上石智也(3年)。制球力が武器の上石だが、初めて経験する甲子園のマウンドに力が入り、変化球が高めに浮く。先頭打者に安打を許し、初回に2失点。直球を頼りに我慢の投球となりながらも、3回、無死満塁のピンチを1失点に食い止め、エースにマウンドを託した。

 エースナンバー「1」を背負う衛藤慎也(同)は「いけるところまで自分の仕事をするだけ」と強気の投球。持ち味の直球が狙われると、要所でフォークボールを駆使し五回には連続三振に仕留めるなど、3回1/3で4三振を奪い、東筑打線をだまらせた。

 粘投する2人に呼応するように7回から左横手投げの背番号「10」高坂右京(同)が登板。3―3の均衡する展開に、「緊張していたが上石、衛藤とつないできてくれた。それに応えたいと思った」。先頭打者こそ死球で出塁を許したが、打者12人を1安打で抑えきった。

 甲子園の常連となり、周囲から歴代最強打線と評されながらも投手陣が踏ん張れず、勝てない時期もあった。投手陣のリーダー役、上石は「弱いと言われてきた自分たちだが3人でしっかりつなげた」。苦しんだ冬を越え、3本の矢が一つとなって強敵を迎え撃つ。

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