2番手・上石、最後まで辛抱強く 序盤大量失点にも動じず好投

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【聖光学院-東海大相模】1回途中から登板し、辛抱強く投げ抜いた聖光学院の投手上石=甲子園球場

 「逃げず、攻める気持ちで」。6点を失った一回2死から緊急登板した聖光学院の上石智也(3年)は、序盤の大量失点にも動じずチームの逆転を信じて最後まで辛抱強く投げ抜いた。

 投球フォームを崩して制球が乱れた初戦の反省を生かし、リリースの際に後ろ足に体重を残すよう微調整して臨んだ一戦。全国屈指の強力打線を相手に継投は想定済みだったが、出番は想定外に早く訪れた。

 「打球の質が違う」。2回には連打を含む3安打に死球も絡んで3失点。緊張の糸が切れてもおかしくない状況でも背番号11は前向きだった。捕手の大松将吾(同)とともに相手打線は高さに加えて内角、外角、緩急を駆使しなければ抑えられないと分析。被安打は失投だったが、死球は内角を攻めた上での結果と気持ちを整理した。

 上石の調子は尻上がりに上向いた。「三振を取るタイプではない。いかに失投を少なくするか」。130キロ前半の直球に加えてツーシームやチェンジアップ、縦と横のスライダーなど多彩な変化球を低めに集めた。三者凡退も3度あった。

 斎藤智也監督は試合後、「投手あってのスポーツが野球。個のレベルアップが必要だ」と投手陣のさらなる奮起を促した。結果だけを見れば大敗にも映るが、全国の強豪との対戦で得た課題もある。「制球に磨きをかけて、気持ちのぶれない投手になる」と上石。宿題を片づけ、夏を目指す。

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