業師・横堀...守って打って ダイビングキャッチ「投手助ける」

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【聖光学院-東海大相模】6回裏東海大相模無死、山田の左中間への打球を聖光学院の中堅手横堀が好捕

 6回無死、聖光学院の中堅手横堀航平(3年)は懸命に打球を追った。球が後ろのスタンドの色にまぎれてしまい、一度は見失っていたが、これまでの経験が体を落下点へと突き動かしていた。左中間に落ちようとするところをダイビングキャッチ。劣勢の中、「投手を助けたい」という一心だった。

 1回戦で決勝のスクイズを決めた仕事人は再び聖地で輝きを放った。攻撃では、好投手を相手にしっかりバットを合わせる打撃でチーム唯一の2安打。守りでは五回にも、フライを捕ると、一走が一塁から大きく離れているのを見逃さず送球、併殺をとった。「相手に嫌がられるプレーが特徴」というコーチ陣の評通りの仕事ぶり。ただ、横堀は好守の後に凡退したことを挙げ「守りから攻撃につなげたかったができなかった。情けない」と口にした。

 「試合に出ている選手の中で一番力がない」と自身の能力を客観的に分析する。一方で、「誰よりもバットを振ってきた」という自信はある。バントなど細かい技術も磨いた。夢の舞台での活躍は、これまでの取り組みが間違っていなかったことを十分証明した。

 ただ、個人として結果を残すことが横堀の目標ではない。早過ぎる幕切れに「本当に悔しい」と繰り返した。高校生活最大の目標を達成するために、残されたチャンスはあと一度。横堀は静かに、力強く宣言した。「ここに帰ってきて日本一を取る」

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