船引、初「春1勝」 新たな歴史、会津と延長12回熱闘制す

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【会津―船引】延長12回表船引1死二塁、勝ち越しの中越え適時二塁打を放つ松本=白河グリーンスタジアム

 船引の校歌が球場にこだました。創部56年目にして支部予選を経て出場する県大会で春、秋を通じて初勝利。「新たな歴史をつくることができてうれしい」。延長12回の死闘を繰り広げた船引ナインに笑顔が広がった。

 2点をリードし勝利が見え始めた7回、エース村上裕也(3年)が会津打線につかまった。甘く入った直球を痛打されて同点に追い付かれたが、「負けムードを作りたくなかった」。ギアを一段上げて踏ん張り、逆転は許さなかった。

 試合を決めたのは村上の女房役だった。船引中時代からバッテリーを組む捕手の松本魁(同)は「村上のためにも最後は自分が決めたかった」。延長12回1死二塁の好機に「直球に体が反応した」という一打は、快音を響かせて中堅手の頭上を越えていった。

 「まだ1勝。これからも歴史を塗り替えていきたい」と誓う2人。12回を戦い抜いた頼もしいバッテリーが、チームを上昇気流に乗せた。

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