須賀川、金星まであと一歩 『王者』聖光学院に一時5点リード

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【聖光学院―須賀川】敗戦に肩を落としベンチに引き揚げる須賀川ナイン=白河グリーンスタジアム

 第68回春季東北地区高校野球県大会第4日は16日、信夫ケ丘球場(福島市)と白河グリーンスタジアム、天狗山球場(白河市)で2回戦8試合が行われ、8強が決まった。聖光学院は須賀川と対戦、苦しみながらも8―7で初戦を制した。日大東北は7―0でいわき光洋に、学法石川は9―2で平商にそれぞれ8回コールドで勝利。磐城は4―3で田村に逆転勝ちした。船引は2―1で学法福島を振り切った。光南は東日大昌平に2―1でサヨナラ勝ち。相馬は延長11回の末、4―3で喜多方を破った。第5日の21日は福島市のあづま、信夫ケ丘両球場で準々決勝4試合が行われる。

 須賀川、継投が乱れる

 6回に打者12人の猛攻で7点を奪った聖光学院が逆転勝ちした。

 「夏を見据えた試合を」との目標を掲げ大会に臨んだ須賀川にとって、チームの力を測る上で王者聖光学院は絶好の相手だった。伝統の攻撃力は序盤に火を噴き、一時最大で5点差をつけたが、投手陣が崩れ、あと一歩で勝ち星を逃した。

 打線をけん引したのは肩と肘を痛めながらも出場した矢部拓弥(2年)。1回戦の5番から3番に打順を上げ、守備では定位置の捕手から一塁手に代わった。「打撃でチームに貢献したい」。守備で思うようにプレーできないもどかしさがあったが、バットを短く持ったコンパクトなスイングを心掛け、4打数3安打2打点と活躍した。

 エース高田渉(3年)を含め4投手の継投で抑える作戦だったが、計14四球と乱れた。暴投とボークも重なり、経験豊富な相手につけ込まれた。マスクをつけ投手陣をリードするはずだった矢部は、「勝てた試合だった。自滅してしまった」と唇をかんだ。「2年生だが、チームを引っ張っていく」。矢部は夏へと気持ちを切り替え雪辱を誓った。

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