聖光学院が3位、東北切符 女房役・門井の一発、エース援護

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【日大東北―聖光学院】本塁打を含む3安打を放ち、打線をけん引した門井=あづま球場
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 第68回春季東北地区高校野球県大会最終日は23日、あづま球場(福島市)で決勝と3位決定戦が行われた。一進一退の攻防が続いた3位決定戦は聖光学院が中盤以降、小刻みに加点し、日大東北を退けた。

 敗戦から一夜。「(鈴木)拓人を負けさせるわけにはいかなかった」。聖光学院の捕手門井泰寿(3年)の、女房役としてのエースへの思いが東北大会への切符をたぐり寄せた。

 互いに2点ずつを取り合い、東北大会への残り1枠を懸けた戦いは白熱。5回終了後のグラウンド整備中、横山博英部長のげきが飛んだ。「苦しんでいるエースを助けられなくてどうする」。そのひと言に、ナインの顔つきは一変した。

 「何が何でも打つ」。直後の6回、先頭打者として打席に立った門井は心に決めていた。過去2打席で日大東北バッテリーの配球を分析。内角の直球に狙いを定め、2ボールからの3球目を振り抜いた。白球は左翼席に吸い込まれ、高校通算5号となる勝ち越し弾。流れを呼び込む一打は打線を勢い付け、7、8回に追加点を奪って日大東北を突き放した。

 それでも春7連覇を逃したナインの悔しさは消えない。「聖光学院の野球を取り戻す」。門井は、挑戦者として乗り込む東北大会に照準を定めた。