「春季東北高校野球」岩手で9日開幕 福島県3校・戦力分析

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7年ぶりの東北大会に挑む光南ナイン

 第63回春季東北地区高校野球大会は9日、岩手県で開幕する。東北6県の各県大会を勝ち抜いた18校が5日間にわたり熱戦を繰り広げる。県勢は第1代表の光南、第2代表の磐城、第3代表の聖光学院が出場する。

 光南は第2日の10日、花巻球場で行われる2回戦第1試合(午前9時開始予定)で、青森第3代表の八戸工大一と岩手第3代表の盛岡大付の勝者と対戦する。磐城は同日、岩手県営球場での2回戦第2試合(午前11時30分開始予定)で山形第3代表の久里学園に挑む。聖光学院は初日の9日、同球場の2回戦第1試合(午後1時開始予定)で秋田第1代表の能代と戦う。

 県大会で15年ぶりの頂点に立った光南、2年連続13度目の出場の磐城、7大会連続12度目の出場の聖光学院がどのような戦いを展開するか。県大会の成績を踏まえて戦力分析する。

 「堅守」でリズムつくる

 【光南】堅守からリズムをつくり、粘り強く戦う。県大会では1回戦から僅差の試合を勝ち上がり、15年ぶりに頂点に立った。

 3人の左腕が守りをけん引する。エース石井諒(2年)は打者の内角低めを突く直球やスライダーなどで打たせて取り、4試合で防御率1.37。22回を投げて防御率2.05と安定した坂路翔(3年)や矢田部直士(同)が控える。

 守備は決勝、準決勝で乱れがあったものの、準々決勝までの3試合では失策ゼロと堅実さが光り、接戦での勝利を導いた。

 チーム打率は2割5分6厘。広角に打ち分ける溝井琴博(同)や主軸の西牧駿(同)らを中心とし、試合を重ねるごとに得点力は増している。

 好機で着実「試合巧者」

 【磐城】好機で着実に得点を重ねる試合巧者。2回戦と準決勝では逆転勝ちを収め、粘り強さが目立った。

 エース戸田開斗(3年)は最速134キロの直球を主体に、多彩な変化球を織り交ぜる投球が持ち味。戸田を温存した準決勝で好投した佐藤啓太(同)はマウンド度胸と制球力が光る。東北の強打者を相手に持ち味を発揮できるかが勝負の鍵を握りそうだ。

 チーム打率は3割2厘。準決勝、決勝は計26安打を放ち17得点と、ここ一番の勝負強さが光る。山野満輝(同)が5割3分3厘、大西真平(同)が4割5分5厘、草野隼人(同)が4割2分9厘と高打率をマークする。好機をつくり中軸の3人に回すことが得点へ結び付く。

 攻撃陣の「破壊力」健在

 【聖光学院】チーム打率は3割4分6厘。県大会での連覇は途絶えたものの、攻撃陣の破壊力は今年も健在だ。

 打線は上位から下位まで長打を狙える選手がそろう。リードオフマンを担った小泉徹平(2年)が4割2分1厘。5番を打った瀬川航騎(2年)は準々決勝で2本塁打の活躍を見せた。

 下位打線では鎌倉誠(3年)が打率4割5分5厘に加え、8四死球など高い出塁率を誇る。門井泰寿(同)も3位決定戦では本塁打を放っており、東北の好投手を相手にどのような攻撃を見せるかに注目が集まる。

 一方で投手陣が4試合で計26失点を喫した。守備のミスもあった。守りでの奮起が上位進出の鍵を握りそうだ。

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