聖光学院、勝利目前...逆転サヨナラ 4強逃す「何かが足りない」

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【聖光学院―花巻東】9回裏花巻東無死一塁、同点に追い付かれ、堀田にマウンドを託す聖光学院の鈴木拓(左)=岩手県営球場
3回戦
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聖光学院
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花巻東
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 第63回春季東北地区高校野球大会第3日は11日、岩手県営球場と花巻球場で準々決勝計4試合が行われた。本県第3代表の聖光学院は岩手第2代表の花巻東に2―3でサヨナラ負けした。第4日の12日は岩手県営球場で東陵―花巻東、東北―仙台育英の準決勝2試合が行われる。

 聖光学院・エース鈴木『復活の兆し』

 聖光学院はリードを守りきれず、花巻東に逆転サヨナラ負けを喫した。

 「自分が投げてチームが負けるということは、何かが足りないということ」。聖光学院の左腕鈴木拓人(3年)は試合後、険しい表情を崩さなかった。「サヨナラ負けもコールド負けも同じ」。エースは4強入りを逃した責任を背負い込んだ。

 初回に3四球でつくった無死満塁のピンチを無失点で切り抜けると、その後は7回まで花巻東打線に連打を許さず、危なげない投球。だが、勝利目前の8、9回に捕まった。「弱さが出てしまった」。県大会準決勝でも5失点し、チームは敗戦。「チームを勝たせられる投手ではないと、この春で痛感した」と唇をかんだ。

 それでも斎藤智也監督は「立派だった」とたたえた。左肩の痛みから支部予選では登板せず、県大会でも調子が振るわなかったエースを「元に戻すことが、この大会での目的の一つ」だった。9回途中3失点は指揮官の思いに応える内容。エースに「上昇の兆しが見えてきた」(斎藤監督)のは、夏への収穫だ。

 10連覇が懸かる夏の福島大会まで、残り1カ月を切った。「何が足りないのかを見つめ直したい」と鈴木拓。王者・聖光学院の背番号1を背負うエースは、夏の大会での完全復活を誓った。