常勝校・聖光学院の『底力』 延長11回、学法石川との死闘制す

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【学法石川―聖光学院】延長11回表聖光学院無死一、三塁、佐藤隆の適時打で生還する三走柳沼(右)=あいづ球場

 第69回春季東北地区高校野球県大会第6日は20日、あいづ球場(会津若松市)と鶴沼球場(会津坂下町)で準々決勝4試合が行われ、ベスト4進出校が決まった。福島東は8―7で昨年春の覇者の光南にサヨナラ勝ちし、4年ぶりの4強入り。聖光学院は延長11回の末、11―7で学法石川との接戦を制した。いわき光洋は4―3で須賀川桐陽を下し、2年ぶりの4強。東日大昌平は10―2で須賀川に7回コールド勝ちした。第7日の21日はあいづ球場でいわき光洋―福島東、東日大昌平―聖光学院の準決勝2試合が行われる。

 聖光学院、9回2死から同点...11回一気

 これが常勝校の底力か。聖光学院は1点差で迎えた9回2死から同点に追い付き、しぶとい逆転劇で4強に名を連ねた。

 両チーム合わせて26安打の乱打戦。学法石川は1年生主砲藤原涼雅が3回に中越えの一発、7番高木大介(2年)は4、5回と2打席連続でスタンドに運び、重量打線を見せつけた。一方の聖光学院は、長打は出るが自慢のたたみかけるような連打が出ない。終盤はリードを許したまま、学法石川のエース尾形崇斗(3年)を捉えられずにいた。

 ただ、数々の激戦を制してきた聖光学院はこのままでは終わらなかった。土壇場9回に同点に追い付くと、延長11回には無死一、三塁の好機に9回の守備から出場した6番佐藤隆平(3年)が勝ち越しの中前打を放った。初球から思い切ってバットを振った佐藤は「つないでくれた仲間の分までやってやろうと思った」と、仲間から託された思いを打席で体現した。常勝校の意地を見せ、激闘を制した聖光学院。目指す先は頂点だ。