「春季東北高校野球」8日熱戦開幕 福島県代表3校を戦力分析

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8大会連続の東北大会に臨む聖光学院ナイン

 第64回春季東北地区高校野球大会は8日、宮城県で開幕する。東北6県の各県大会を勝ち抜いた18校が12日までの5日間、熱戦を繰り広げる。県勢は第1代表の聖光学院、第2代表のいわき光洋、第3代表の東日大昌平が出場する。

 東日大昌平は大会初日の8日、仙台市民球場の1回戦第1試合(午前10時30分開始予定)で岩手第3代表の大船渡東と対戦する。聖光学院は大会第2日の9日に同球場で行われる2回戦第1試合(午前9時開始予定)で宮城第3代表の仙台育英と対戦する。いわき光洋は同日、石巻市民球場の2回戦第2試合(午前11時30分開始予定)で岩手第2代表の久慈と対戦する。

 県大会の接戦を勝ち抜いた3校が東北各県の強豪校相手にどのような戦いを展開するか。県大会の成績を踏まえ、戦力を分析する。

 破壊力ある打線

 【聖光学院】県大会4試合で49得点と、圧倒的な攻撃力で勝ち抜いた。8大会連続で東北大会に臨む常勝チームの歴史の中で、斎藤智也監督が「ここ数年で一番」と評する打撃力が今年の強みだ。

 試合ごとに選手を入れ替え、層の厚さを見せた。柳沼楽人(3年)は5割2分9厘、仁平勇汰(同)は4割7分4厘と高打率、柳沼はチーム最多の10打点を記録した。決勝で4回から出場した松本聖也(同)も2本塁打を放ち、存在感を示した。

 投手陣はエース斎藤郁也(同)が2試合で被安打8と安定感のある投球を披露した。準決勝に登板し、160球で完投した右腕の平野サビィ(同)も球威があり注目だ。

 攻守で粘り強く

 【いわき光洋】県大会は攻撃、守備の両面で持ち味を発揮し、粘り強い戦いで勝ち上がった。

 守備は1回戦で3失策を記録したが、2回戦以降は4試合で2失策と堅守が戻った。投手陣はエース右腕大谷優人(3年)を中心とした継投で相手打線に的を絞らせなかった。

 打線は高校通算46本塁打を誇る主将の園部佳太(同)が引っ張る。園部は準決勝、決勝で左越え本塁打を放つなど、支部予選から4本塁打と好調を維持。東北大会でも力強い打撃に期待がかかる。チーム打率は2割7分8厘と県勢3校中最も低いが、県大会では2度の延長戦を制しており、東北大会でも強豪校相手に粘りを発揮したい。

 打撃に勝負強さ

 【東日大昌平】7年ぶり2度目の春季東北大会。県大会では逆転満塁本塁打を放つなど、勝負強い打撃が快進撃の原動力となった。

 チーム打率は3割3分3厘。県大会では5試合で36得点。このうち6回以降に19点を挙げており、終盤の粘り強い打撃が光った。準々決勝まで1安打と不発だった中軸の柳葉潤(3年)は準決勝、3位決定戦と2戦連続で本塁打を放っており、東北大会での活躍も期待できる。

 投手陣は新田悠介(同)と志賀恒太(2年)の2枚看板。県大会ではそれぞれ完封勝利を飾るなど、スタミナも備える。準決勝の聖光学院戦で5回まで1失点と好投した新田が、東北大会は背番号1に変更された。

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