いわき光洋、初の東北「8強」 猛打8点、久慈を7回コールド

2回戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
久慈 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
||
いわき光洋 |
0 |
0 |
0 |
1 |
4 |
1 |
2x |
8 |
第64回春季東北地区高校野球大会第2日は9日、仙台市民、石巻市民両球場で2回戦6試合が行われ、本県第2代表のいわき光洋と第3代表の東日大昌平がそれぞれベスト8進出を決めた。春の東北大会8強入りは、いわき光洋が初で、東日大昌平は7年ぶり2度目。
いわき光洋は石巻市民球場で岩手第2代表の久慈に8―1の7回コールド勝ち、東日大昌平は同球場で山形第1代表の日大山形を3―0で下した。本県第1代表の聖光学院は仙台市民球場の第1試合で宮城第3代表の仙台育英に1―3で敗れた。
第3日の10日は石巻市民球場と利府町中央公園野球場で準々決勝4試合を行う。いわき光洋と東日大昌平は石巻市民球場の第1試合(午前10時開始予定)で対戦する。
いわき光洋、下位打線が奮起
合言葉は「下位打線で1点」。2年ぶりの東北大会をコールド勝ちで初戦突破したいわき光洋。主砲が打てなくても下位打線が奮起し、チームは初の東北8強の座をつかんだ。
序盤は得点圏に進めず、頼みの中軸もフライやゴロに倒れる悪い展開だった。チームの主砲園部佳太(3年)が四球で歩かされた5回には嫌な流れを7番軽部真生(同)が打開した。軽部は狙い球のスライダーを左前に打ち返し、2点をもぎ取った。
下位打線に引っ張られるように中盤以降は打線が復活。「(園部のような)ホームランは打てないが打線をつなぐことはできる」と軽部。捕手として守備の役割が大きいが、下位打線だからこそ打撃面で貢献しなければと誓い、毎朝素振りをしてきた。その成果が大舞台でチームに流れをもたらした。
準々決勝では東日大昌平との県勢対決に臨む。「負けられない」と闘志を燃やす軽部。大勝の勢いに乗り、東北の頂点に一気に駆け上がる。
- 聖光学院が福島県勢初『秋春連覇』 春季東北大会、6年ぶりV
- 聖光学院・須田、延長10回サヨナラ打 4番の一振り『終止符』
- 聖光学院「11点」...弘前東を8回コールド 初先発・川口が粘投
- 聖光学院6年ぶり優勝 2季連続制覇、春季高校野球東北大会
- 【6月11日の福島県代表・試合結果】春季高校野球東北大会・最終日
- 【6月10日の福島県代表・試合結果】春季高校野球東北大会
- 聖光学院、5年ぶり「4強」 復活のエース・衛藤が勝ち越し弾
- 聖光学院先発・高坂、再起のマウンド 甲子園の雪辱を胸に粘投
- 福島商、攻守に精彩欠く 5回コールド、八戸学院光星に敗れる
- 【6月9日の福島県代表・試合結果】春季高校野球東北大会