福島商「タイブレーク」制す 湯本に3-2、大内が魂の178球

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【福島商-湯本】延長13回裏福島商1死満塁、武藤の犠飛で三走野田が生還しサヨナラ勝ち=あづま球場

 第70回春季東北地区高校野球県大会第5日は26日、あづま球場(福島市)とヨーク開成山スタジアム(郡山市)で準々決勝4試合が行われ、ベスト4が決まった。福島商と湯本は12回で勝敗が決まらず県大会初のタイブレークに突入。福島商が湯本の攻撃を三重殺でしのぎ、3―2で競り勝った。光南は8―2で安積に快勝し、2年ぶりに準決勝進出した。磐城は小高産業技術に8―1で、聖光学院は学法石川に11―1でそれぞれコールド勝ちした。第6日の27日は、あづま球場で準決勝2試合を行う。午前10時から磐城―福島商、午後0時30分から光南―聖光学院。

 延長13回...福島商ナイン喜び爆発

 3時間を超え、タイブレークに突入した熱戦。勝利の女神が微笑んだのは福島商だった。13回裏、1死満塁で武藤球太(3年)が放った打球は外野に高く上がり、捕球と同時にスタートを切った三走野田智大(同)が生還すると、福島商ナインは一斉にベンチから飛び出し喜びを爆発させた。

 3年ぶりのベスト4を懸け、準々決勝のマウンドに立ったのは2年生、大内良真だった。最速140キロの速球とキレのあるスライダーが武器。2点のリードを奪った直後の4回に同点に追いつかれたが、5回以降は湯本打線を2安打に抑えた。

 支部大会決勝の福島成蹊戦。大内の降板後に失点し、チームは敗れた。「最後まで投げ切る気持ちが足りなかった」と大内。この試合では疲れの見え始めた8回、渡辺真也監督の「まだいけるか」との問いに「いけます」と即答。延長13回178球を投げ切った。

 大内の熱投にナインも守備で応える。13回表、タイブレークで無死一、二塁の状況。先頭打者に甘く入った初球を痛打されたが、遊撃手渡辺烈也(同)がライナーを捕球し、二塁、一塁とつなぐ三重殺で、武藤の犠飛による決勝点を呼び込んだ。「次の試合も守備から流れを引き寄せたい」と話す大内。目標とする19年ぶりの東北大会出場に向け、大一番の準決勝に挑む。

 【5月26日の試合結果】春季高校野球福島県大会・第5日

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