福島商、中盤好機逃さず『古豪復活』 磐城との伝統校対戦制す

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
【磐城―福島商】6回裏福島商1死一、二塁、勝ち越しの適時三塁打を放つ渡辺拓
準決勝
1
2
3
4
5
6
7
8
9
磐城
0
0
1
0
0
0
0
0
0
1
福島商
1
0
0
0
0
3
2
0
X
6

 第70回春季東北地区高校野球県大会第6日は27日、福島市のあづま球場で準決勝2試合が行われ、福島商が中盤の好機を逃さず磐城に6―1で勝利し、決勝進出と19年ぶりの東北大会出場を決めた。

 同点で迎えた6回裏1死一、二塁の好機。福島商の6番打者、渡辺拓真(3年)が粘りに粘った末の打球は、「いけっ」という渡辺自身の叫び声にも押され、中堅手の頭上を越えて、貴重な勝ち越し点をもたらした。

 古豪対決は互いに少ない好機で1点を取り合い、同点のまま中盤に突入。6回表の磐城の攻撃を無得点に抑えた福島商は、その裏、先頭の渡辺烈也(同)の左前打などで勝ち越しの好機をつくる。

 打席に入った渡辺拓は4球で2ストライクと追い込まれたが、ここから粘りをみせる。「変化球に対応できるようにすり足でタイミングを取った」。立て続けに3球をファウルにすると、ボール球も見極めてフルカウントに。9球目の低めの直球をすくい上げて、はじき返した。「なんとか落ちてくれという気持ちだった」。一心不乱に三塁まで駆け抜けると、2人の走者が生還。均衡を破る勝ち越しの適時三塁打が勝利を呼び込んだ。

 これで19年ぶりの東北大会出場を決めた福島商ナイン。決勝は王者聖光学院と対戦する。昨年秋の県大会準々決勝で0―10と大敗したが、渡辺拓は「リベンジしたい」と雪辱に燃える。今こそ古豪の復活を見せつける時だ。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

聖光学院、初戦「惜敗」 夏の甲子園、報徳学園に2-3敗れる