東日大昌平『猛打』17安打11点 初優勝へ王手、日大東北退ける

 
【日大東北―東日大昌平】3回表東日大昌平1死二塁、適時三塁打を放った水戸部=ヨーク開成山スタジアム
準決勝
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 第71回春季東北地区高校野球県大会第6日の25日、郡山市のヨーク開成山スタジアムで準決勝2試合が行われた。学法石川はふたば未来に9―2で勝利し、12年ぶりの決勝進出。東日大昌平は日大東北を11―5で下し、初優勝へ王手をかけた。学法石川は7年ぶり18度目、東日大昌平は2年ぶり3度目の東北大会出場も決めた。最終日の26日は同球場で学法石川―東日大昌平の決勝、東北大会出場の残り1枠を懸けたふたば未来―日大東北の3位決定戦が行われる。決勝は正午、3位決定戦は午前9時30分試合開始予定。

 東日大昌平・水戸部、復調の3安打

 17安打を放った東日大昌平が着実に得点を重ね、日大東北を退けた。

 猛打の東日大昌平打線の核となった水戸部稜希(3年)が、長打2本を含む3安打2打点と大暴れした。長打のたびに、プロ野球ソフトバンクの柳田悠岐をまねた「3150(最高)」ポーズでベンチからの歓声に応えた。

 先頭打者で迎えた2回に左前安打で出塁し、先制のホームを踏むと波に乗った。3回1死二塁の打席では真ん中に入った直球を右中間へと運び、適時三塁打に。2打席連続安打で楽になったと、六回にも左翼線に適時二塁打を放って見せた。

 前日の相馬戦は無安打。立たせておくべき手首が寝た状態になり、打球が詰まったことが原因だった。だがこの日の朝、伊藤博康監督から「(手首を)直せば勝手に飛んでいく」とアドバイスを受け、すぐさま修正。特に3回の三塁打は会心の一発だった。

 「いつも付きっきりで打撃を教えてくれる」と監督への感謝は尽きない。決勝は同じく強打の学法石川が相手。「きょうのようなプレーで全員で勝つ」。持ち味の打撃力で頂点をつかむ。

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