学法石川...『魔の8回』 一挙4失点、名桜に3-4で逆転負け

 
【明桜―学法石川】8回裏明桜2死満塁、学法石川の先発佐藤日(右)が秦にマウンドを託す=山形市・きらやかスタジアム
準々決勝
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 第66回春季東北地区高校野球大会第3日は9日、山形県の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがたと、きらやかスタジアムで準々決勝4試合が行われた。本県代表の学法石川は明桜(秋田第1代表)に3―4で逆転負け、東日大昌平は仙台育英(宮城第1代表)に1―11で5回コールド負けし、準決勝進出はならなかった。

 学法石川先発・佐藤日、好投続かず4失点

 学法石川にとって魔の8回となった。3点をリードしながら一挙4失点で逆転負け。突如崩れた学法石川の先発佐藤日翔(2年)は「自分の弱さが出た」と責任を口にした。

 雨で順延となった前日の練習で投球フォームの変更を決断。より球威が増した直球で初回から無失点に抑える好投を続けた。

 しかし、球数が100球を超えると徐々にボールが先行する。終盤8回、先頭打者に二塁打を許すと、続く打者にも安打を許し1点を献上。守備のタイムでマウンドに集まった仲間から「勝負所だぞ」と激を受けて懸命に腕を振ったが、連続四球で走者をためてマウンドを下りた。

 「悔しさよりも自分の練習不足」と敗戦を冷静に受け止める佐藤日。投打にわたる活躍でチームの要となった2年生は東北での敗戦を糧に夏へ向かう。

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