学法石川エース・尾形、11K完封劇 磐城に3-0接戦を制す

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【学法石川―磐城】雨の中、9回117球完封した学法石川の尾形=鶴沼球場

 第68回東北地区高校野球県大会第5日は22日、会津若松市のあいづ球場と会津坂下町の鶴沼球場で2回戦4試合が行われた。両球場の2回戦2試合と白河市の天狗山球場で予定されていた1回戦2試合は雨のため順延となった。学法石川は3―0で磐城との接戦を制した。福島商は10―1で白河実に7回コールド勝ちした。小高工は安積を6―3、日大東北は平工を2―0で下した。

 快投117球、磐城打線を翻弄

 今大会屈指の好投手が相まみえた一戦。制したのは学法石川の尾形崇斗(2年)だった。117球を投げ、9回5安打無失点。11奪三振で完封した。相手の1年生エースに対し「先輩として負けられない、絶対に負けないという気持ちだった」と振り返った。

 磐城の小山泰生(1年)は学法石川打線相手に13奪三振。一歩も譲らない投球を繰り広げた。その姿を「すごい投球をしていた」とたたえた尾形。闘志に火が付いたが、「熱い気持ちを持ちながら、頭は冷静に」と落ち着いた投球で相手打線を翻弄(ほんろう)した。

 1年春からベンチ入りしているが、昨年は打たれることが多かった。なぜ打たれるのかを考えた時にたどり着いた答えは「野球を知らない」ことだった。「ただ投げているだけだった」。冬にルールや配球などの入門書を読み、一から野球を勉強し直した。

 基本に立ち返った経験が生きていると感じている。今も常に「どうしたら野球を深く知れるか」を考え、試行錯誤を繰り返す。

 いい当たりの打球を飛ばされることはほとんどなかったが、投球内容に点数を付けるとすれば「80点」という。「序盤のスライダーの制球が悪かったので」。エースの向上心は尽きない。