聖光学院、延長12回『死闘』制す 大平がけん引、決勝点踏む

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【聖光学院―利府】延長12回表聖光学院1死、右中間に二塁打を放つ大平=荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた
2回戦
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聖光学院
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利府
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(延長12回)

 第69回秋季東北地区高校野球大会第1日は14日、山形県中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがたと天童市スポーツセンター球場で1、2回戦4試合が行われ、本県第1代表の聖光学院は利府(宮城第3代表)を延長12回の末、5―4で下し、ベスト8に駒を進めた。第3代表の学法石川は鶴岡東(山形第3代表)に2―4で敗れた。

 第2日の15日は両球場で2回戦6試合が行われる。本県第2代表の日大東北は天童市スポーツセンター球場での2回戦(午後2時開始予定)で東陵(宮城第2代表)と対戦する。

 主将・大平「チームを負けさせなくて良かった」

 延長12回の末、勝利を挙げた聖光学院。試合後、校歌を歌う大平悠斗(2年)の目に涙が浮かんだ。初めて主将として臨んだ試合。「チームを負けさせなくて良かった」と、重圧を感じながらつかんだ勝利の喜びをかみしめた。

 精神面でチームを先導、バットでも貢献した。7回にスクイズで勝ち越しの得点をもたらすと、12回には二塁打で出塁、決勝のホームを踏んだ。主将に任命されてから約2週間。大平は「チームへの思いが変わった」と振り返る。試合では自らの結果よりも、チームメートの力をどれだけ引き出せるかを考えるようになった。

 「自分の姿勢でチームのいいところを引き出すことが目標」と大平。12回に生還した場面でもその言葉通り、「(12回)裏の守備で3アウトを取るまで試合は終わっていない」と喜びを爆発させるベンチとは一転、冷静さを保ち、ナインに声を掛け続けた。

 試合後には「立場が変わって、責任というか怖い部分もあった」と本音を漏らした大平。「最終目標は優勝してセンバツと神宮大会に行くこと」と気持ちを新たにした。