聖光学院、逆転「4強」 大曲工に6-4、センバツへまた一歩

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【聖光学院―大曲工】8回裏聖光学院無死二塁、勝ち越しの三塁打を放ちガッツポーズする須田=荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた
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 第69回秋季東北地区高校野球大会第3日は16日、山形県中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがたと天童市スポーツセンター球場で準々決勝4試合が行われ、本県第1代表の聖光学院が大曲工(秋田第2代表)に6―4で逆転勝ちし、4年ぶりに準決勝に進んだ。第2代表の日大東北は盛岡大付(岩手第1代表)に5―7で敗れた。

 準決勝2試合は18日、荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがたで行われる。聖光学院は第1試合で仙台育英(宮城第1代表)と対戦する。午前10時開始予定。第2試合では酒田南(山形第2代表)と盛岡大付が戦う。

 8番・須田、「4番」の仕事

 聖光学院が終盤に安打を固め、大曲工に逆転勝ちした。

 三塁まで到達すると、今までの鬱憤(うっぷん)を晴らすかのようにほえた。聖光学院の須田優真(1年)は8回に勝ち越しの三塁打。待ち望んでいた結果に「チームに貢献できてうれしい」と笑みがこぼれた。

 新チームとなってから4番に座り続けていた須田。しかし県大会準決勝から安打が出ないなど不振にあえいでいた。今大会2回戦では安打と勝ち越しの犠飛を放ったが、「打てなくてチームに迷惑をかけている」との思いが募っていた。

 この日は初めて8番での出場となった。打順の変更にも「仕方ない」と割り切って臨んだが、6回には好機で凡退。そして巡ってきた8回の打席だった。

 「自分のスイングを貫く」と決めていた。外角高めの直球に反応し、「捉えた感覚があった」。打球が右中間を破るのを見届け、三塁まで必死に走った。

 試合後、「いろいろと吹っ切れた気持ち」と語った須田の顔には喜びと安堵(あんど)の色が浮かんでいた。次戦は強豪・仙台育英が相手。ただ、聖光学院はこの大会の準決勝では負けたことがない。須田は「厳しい試合になると思うが、諦めず向かっていきたい」と意気込み、再びの活躍を誓った。