福島商、学法石川の反撃振り切る エース大内、要所締める力投
福島商が3回の集中打で試合を決め、学法石川に4―2で競り勝った。
「最後は自信のある直球」と決めていた。最後の打者のバットが空を切ると福島商のエース大内良真(2年)は、ガッツポーズで試合を締めくくった。
最速140キロの直球を内外に投げ分け、前の試合で19安打を放った学法石川の強力打線を8安打2失点に抑え込んだ。
好投は今夏の敗戦が糧になっている。決勝の聖光学院戦で先発し、5回6失点。「あの打線に真っ向から立ち向かえた2年生は自分しかいない」。甲子園こそ届かなかったが、あの時の悔しさは今、自信に変わった。
準決勝の相手はその聖光学院だ。「自分たちの野球をすれば負けないはず」と大内は言う。昨秋から4季連続の対戦となる因縁の相手、あとは全力でぶつかるだけだ。
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