山下航選手「最大限に力発揮」 陸上・三段跳び、母校で決意語る
リオデジャネイロ五輪の日本代表で、陸上男子三段跳びの山下航平選手(21)=筑波大4年、福島市出身=は25日、母校の橘高で開かれた壮行会に臨み、「自分の力を最大限に発揮することが第一の目標」と初の国際大会への決意を語った。
同種目の日本記録保持者で五輪に2度出場した教諭の父訓史さん(53)は同校に勤務。山下選手も6月13日から3週間、同校での保健体育の教育実習に参加しており、全校生や教職員から盛大な拍手で迎えられた。
青山修身校長が「晴れ舞台でベストを尽くしてほしい」とあいさつ、生徒会長の野田陽香さん(2年)が「橘高生の誇り。最高の跳躍を目指してください」と激励の言葉を述べた。この後、山下選手に生徒代表から花束や色紙が贈られた。
壮行会に先立ち、山下選手は県庁と県体協を訪れた。県庁では内堀雅雄知事から「必ずいい成績が出せる。気負わず頑張ってほしい」とエールを送られ、県体協では片平俊夫副会長から激励金を受けた。
山下選手は8月4日に時差調整のため米ニュージャージー州に出発、同11日にブラジル入りする予定。男子三段跳びは予選が同15日、決勝が同16日に行われる。
- 五輪4連覇・伊調馨選手「緊張楽しむ気持ちを」 喜多方で講演
- リオ五輪『金』金藤理恵選手が子どもたち指導 磐梯で水泳教室
- 「東京五輪でメダルを」 リオ五輪自転車・窪木一茂が出場報告
- 久保倉里美「自分のレースできなかった」 会見で悔しさと感謝
- 窪木一茂「応援で勇気湧いた」 古里・古殿でリオ五輪報告会
- 「リオ五輪・日本選手団」解団 史上最多41個のメダル獲得
- 「リオ五輪」17日間の熱戦に幕 4年後へ福島県勢・若手に期待
- 4年後の主役は自分たちだ! 福島県勢アスリート...五輪に照準
- 福島県勢選手がコメント 陸上・山下「非常に難しい舞台だった」
- 内堀知事、リオ五輪で感じた『逆転』 4年後は『復興五輪』に