リオに熱気!南米初「五輪」 現地ルポ、問題続出...不安の声も
近代五輪の幕開けから120周年の節目に、リオデジャネイロ五輪は5日午後8時(日本時間6日午前8時)、リオ市中心部のマラカナン競技場で開会式が行われ、南米初開催となるスポーツの祭典が開幕する。開会式に先立ち、サッカー男子の日本はブラジル北部のマナウスで4日午後9時(同5日午前10時)からナイジェリアと初戦を迎える。開幕を目前に控え、リオ市内の様子を取材した。
「無事に終わってくれれば、それでいい」。競技開催に向けては関連施設や公共施設の整備が大幅に遅れているほか、選手村の不備やセーリングが行われるグアナバラ湾の水質汚濁などが発覚。大会直前になっても治安の悪化やジカ熱対策などでさまざまな問題が続出、関係者や報道陣からは不安の声が漏れる。
一方で、国際空港や競技会場の周辺などには色鮮やかなエンブレムが掲げられ、歓迎ムードは高まりつつある。競泳やテニス、自転車、体操など10競技が行われる五輪公園では、本番に向けた準備が大詰めだ。隣接するメインプレスセンターには各国のメディアが続々と集結、五輪報道は熱を帯びてきた。
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