【フロム・リオ】勝者の陰に敗者あり 真剣勝負にそれぞれのドラマ

 
男子100メートルで史上初の3連覇を達成したボルト選手。一方夢破れた選手にもそれぞれのドラマがある

 「勝者の陰に敗者あり」。スポーツの世界ではありふれた光景だが、五輪の花形とも言える陸上でその言葉の残酷さを思い知った。

 五輪の陸上はフライングすれば、即座に失格となる一発勝負。男子110メートル障害予選で、号砲よりわずかに早くスタートを切った選手は頭を抱えながら、無念の表情でレーンを外れた。この場所に立つために血のにじむような努力を積み重ねてきただろう。しかし、たった一度のミスでゴールする望みすらも絶たれた。

 同じ競技場で行われた男子100メートルの表彰式。史上初の3連覇を達成したウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)に金メダルが手渡された。ライバルを抑え目標を実現したアスリート、夢破れた選手たち。五輪の真剣勝負にはそれぞれにドラマがある。

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