加藤が2位 川内の郷かえるマラソン・ハーフマラソン男子

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 
一斉にスタートするハーフ部門の選手=川内村

 川内村で30日に開かれた「第1回川内の郷かえるマラソン―復興から創生への折り返し」では、ハーフマラソン男子の部で重原政幸(東京)が1時間12分35秒で総合優勝した。県勢は加藤将士(須賀川市)が1時間13分47秒で2位に入った。

 大会は、村ヘリポートをスタート・ゴールに男女年代別のハーフと10キロ、5キロ、エキシビションの中学生(3キロ)、親子(1.5キロ)の各部門が行われ、出場者が健脚を競った。

 「全国からの応援に感謝」

 住民帰還と人口減少の克服を最大の課題とする村にとって、大会は"川内ファン"を増やす絶好の機会。村を挙げた一大イベントを成功させようと、ボランティアやスタッフら約200人が大会運営に汗を流した。冷たい強風が吹く中、ランナーの背中を押したのは村民の大きな声援。小旗を振りながら沿道で熱心に応援する姿に、選手から称賛の声が相次いだ。

 「これほどの大会が開けるとは。復興が目に見えて感動した」。ゴールした出場者に豚汁を振る舞った村婦人会長の秋元洋子さん(65)は「多くの人が来てくれたので、笑顔でおもてなしをしたい」と満面の笑み。

 川内小6年の時に大会開催のアイデアを出し、今大会の立役者となった川内中1年の遠藤大翔(ひろと)さん(12)も開会式に出席し、大きな拍手を浴びた。出場者を見て「ようやく実感が湧いた」とはにかむ遠藤さん。初挑戦の5キロの部で目標タイムを達成し、マラソン選手の夢に向かって古里から大きな一歩を踏み出した。

 大会長の遠藤雄幸村長(61)は「全国からの応援に感謝している。元気な川内の姿を見てもらうことが恩返し。被災地に甘んじず、頑張って村を復興させる」と決意を新たにした。

民友セレクション