高校生・一般男子は大内が4年ぶりの逆転V 奥川健康マラソン

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【高校生・一般男子10キロ】4年ぶり3度目の優勝を決めた大内龍太郎(飯舘村社協)

 第41回奥川健康マラソン大会は19日、西会津町の奥川みらい交流館(旧奥川小)を発着点に開かれ、高校生男子・一般男子(40歳未満)10キロは大内龍太郎(伊達市、飯舘村社協)が34分57秒で4年ぶり3度目の優勝を飾った。高校生女子・一般女子(40歳未満)5キロは鈴木菜穂(須賀川市、ポラリス保健看護学院1年)が20分17秒で制した。

 2キロ、3キロ、5キロ、10キロの男女、年齢別など計18部門に、県内外から850人が出場。青空の下、緑深まる奥川路を爽やかに駆け抜けた。地元住民などで組織する大会実行委の主催、西会津町、町教委、町体協、福島民友新聞社の共催。

 大内、支えに感謝「逆転劇」

 「目標を達成できて、ほっとした」。高校生男子・一般男子(40歳未満)10キロを制した大内龍太郎(飯舘村社協)は鮮やかな逆転劇に充実の表情を浮かべた。

 高校時代から奥川健康マラソンに出場している常連ランナー。陸上人生の原点ともいえる大会だが、ここ数年は上位入賞に食い込みながらも、あと一歩のところで優勝を逃していた。

 王座奪還を目標に臨んだレースは気温30度に迫るコンディションで文字通りの「消耗戦」となった。大内は中盤で先頭から後れを取ったが、「背中が見えていたので、いけると思った」と冷静に対応。残り1.5キロ付近で追い付くと、最後は右手を上げて歓喜のゴールに飛び込んだ。

 レース前日、来月に結婚予定の大友綾夏さん(27)から電話で激励を受け、気持ちを引き締めた大内。飯舘村出身の28歳で、原発事故に伴い伊達市に避難しているが、来年3月末の避難指示解除が決まり、新たな環境に期待を膨らませている。

 「周りの応援が力になっている。これからも『頑張って』と背中を押してくれる村民のために勇姿を見せたい」。言葉には、支えてくれる人たちへの感謝がにじみ出た。