男子総合・栗原が感謝の初優勝 うつくしまトライアスロンinあいづ

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両手を挙げフィニッシュする男子総合優勝の栗原正明(山梨県)

 猪苗代湖と磐梯山を臨む真夏の会津路で21日行われた「第18回うつくしまトライアスロンinあいづ」では、男子総合で初優勝した栗原正明(山梨県)、女子総合で3連覇した菊池日出子(本宮市)ら出場選手が熱いレースを繰り広げた。大会は、猪苗代町の猪苗代湖天神浜をスタート、磐梯山の裾野を走り、会津若松市の会津大でフィニッシュする計51.5キロのコースを、スイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロで競った。日本トライアスロン連合(JTU)の「エイジランキング対象大会」で、日本選手権の東北女子代表選考レースを兼ねている。

 「祖母らに元気な姿を」 

 フィニッシュ前の最後の直線。男子総合で初優勝した栗原正明は、沿道に祖母結城啓子さん(会津若松市)を見つけ、テープを切る前に思わず駆け寄った。「タイムより家族への感謝の思いが強かった。優勝できて良かった」。トップでフィニッシュした後、達成感をにじませた。

 会津は母の生まれ故郷。祖母らに「元気な姿を見せたい」と臨んだレースは、スイムとバイクで阿部有希(福島市)や篠崎友(神奈川県)の後を追う展開にも、「焦らずついて行けば機会がある」と冷静さを失わなかった。ランに入ると2キロ付近までに2人を追い抜き、そのまま引き離して3分以上の差を付けた。

 競技を始めたのは大学から。卒業後は教職に就いたが、「地元に根差した選手になり、山梨をPRしたい」と昨年4月に退職。プロの道を選んだ。「競技を続けられるのは周囲の支えがあるから」と、常に感謝の気持ちを忘れない。目標である「記憶に残る選手」を目指し、さらなる勝利に意欲を見せた。