陸上・千葉麻美選手が今季限り引退 女子400・日本記録保持者

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今季限りでの現役引退を発表した千葉麻美選手=2014年7月

 東邦銀行は24日、陸上女子400メートルの日本記録保持者で2008年北京五輪代表の千葉麻美(31)が今季限りで現役を引退すると発表した。横浜市の日産スタジアムで28日から始まる第100回日本陸上競技選手権リレー競技大会が現役最後の大会となる。

 同大会では400メートルリレーと1600メートルリレーに出場する。千葉は「最後のレースを日本一で終わることができるよう、チーム全員で力を合わせて頑張る」とコメントした。引退後は同行で職員として働く。

 千葉は矢吹町出身。郡山東高、福島大卒。専門とする400メートルでは51秒75の日本記録を持つ。日本陸上競技選手権大会の400メートルでは5度優勝した。1600メートルリレーと800メートルリレーでも日本記録を持っている。

 世界で活躍!輝いたトップランナー ママでも挑戦

 24日に今季限りでの現役引退を発表した陸上の千葉麻美選手(31)=東邦銀行。日本記録を打ち立てるなど数々の大会で栄光をつかんできたほか、結婚、出産を経験し、ママさんランナーとして勝負の舞台に挑むなど、日本女子短距離界のトップランナーとして輝きを放ってきた。

 千葉選手は福島大1年の2004(平成16)年に400メートルで日本記録をマーク。07年の世界選手権では日本人女子で初めて短距離種目での準決勝進出を果たすと、08年の静岡国際で現在の日本記録の51秒75を出した。10年に結婚、翌年には出産し、休養明けにママさんランナーとして復帰。昨年の世界選手権北京大会にも出場した。

 しかし今季はけがが多く、24日に発表した引退に関するコメントの中では「思うような結果が出せず、もどかしい気持ちでいっぱいだった」と明かした。28日から始まる日本選手権リレーが現役最後の大会。千葉選手は「納得のいく走りができるように最善を尽くしたい」と意気込んだ。

 本県陸上界を代表する選手の引退発表に、関係者からは驚きや、これまでの功績をたたえる声が上がった。福島陸上競技協会の鈴木浩一会長(64)は「県にとどまらず、世界で活躍した。残念ではあるが、長い間ご苦労さまでしたと伝えたい」と話した。

 片平俊夫前会長(72)は「スプリンターで出産から復帰するのは例がないこと」とし「よく頑張った。偉大なアスリート」とたたえた。