学石高卒・山田が3人抜きの力走、新「山の神」へ 箱根駅伝往路

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山上りの5区で区間5位と好走した順大・山田=小田原中継所

 新たな「山の神」誕生を予感させる走りだった。青学大が3連覇を達成した2日の第93回東京箱根間往復大学駅伝往路。山上りの5区を任された順大の山田攻(2年、学法石川高卒)は3人抜き、区間5位の力走。初代「山の神」でOBの今井正人(トヨタ自動車九州、原町高卒)の助言が身長160センチの体を突き動かした。

 原町高卒・OB今井から助言

 初出場の19歳が箱根の難所で輝きを放った。山田は6位でたすきを受けると、坂を駆け上がり、チームが目標としていた3位でフィニッシュした。

 1万メートルなどの持ちタイムはチーム内でも決して上位ではない。ただ、アップダウンのあるコースは「好きだから、苦にならない」と自信をにじませる。上位で受けるたすきに重圧を感じながらも、普段通りの走りで持ち味を発揮した。

 山田に昨年夏、転機が訪れた。北海道で行われた約10日間の同大の合宿に今井が参加した。前回大会ではメンバー入りもかなわず、悔しさを味わった山田は今井と一緒に練習する中でアドバイスを受けた。

 「きついときこそリラックスすることを意識しろ」。苦しい勝負時こそ体の力を抜けとの指導だった。その言葉を意識するようになると、走りが変わった。今井との出会いで競技に対する姿勢も変化。「今井さんみたいになりたい」と発奮するきっかけとなった。初の大舞台で自信をつけた山田。「まだ力は足りないが、あと2年ある。4年生の時に『山の神』になっていたい」。同郷の先輩が背負った異名を受け継ぎたいとの思いを口にした。

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