高校生・一般女子は鈴木が涙の2年連続優勝 奥川健康マラソン

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【高校生女子・一般女子5キロ】2年連続4度目の優勝を飾った鈴木菜穂(円谷ランナーズ)

 第42回奥川健康マラソン大会は18日、西会津町の奥川みらい交流館(旧奥川小)を発着点に開かれ、高校生男子・一般男子(40歳未満)10キロは熊谷修良(のぶよし)(宮城県名取市、ちーむくま)が32分46秒で初優勝した。高校生女子・一般女子(40歳未満)5キロは鈴木菜穂(須賀川市、円谷ランナーズ)が19分36秒で2年連続4度目の頂点に立った。

 2キロ、3キロ、5キロ、10キロの男女、年齢別など計18部門に784人が出場。山あいの緑深まる奥川路を駆け抜けた。地元住民らで組織する実行委員会の主催、西会津町、町教育委員会、町体育協会、福島民友新聞社の共催。

 鈴木、亡き恩師に「最高の報告」

 「優勝した瞬間、恩師の顔を思い出して...」。高校生女子・一般女子(40歳未満)の鈴木菜穂(20)はゴール後、人目もはばからず泣きじゃくった。

 鈴木は今大会、円谷ランナーズの仲間たちと同じTシャツを着て出場した。描かれているのは陸上の恩師で昨年12月、駅伝大会に出場後に急死した芳賀敏郎さん=享年(58)=の似顔絵。鈴木は中学生の時、円谷ランナーズの監督だった芳賀さんと出会い、指導を受けてきた。この大会への出場を勧めてくれたのも芳賀さんだった。

 レースはスタートから先頭に立ち、後半は後続に追い上げられるも、最後は突き放した。「思い入れがある大会で勝てた」と喜び、芳賀さんに「最高の報告ができた」と笑顔を見せた。

 ポラリス保健看護学院2年で、看護師を目指す鈴木。「看護実習も多く、練習時間の確保が大変」と話すが、夢の実現のためにはどちらも手は抜けない。芳賀さんの教え「楽しく走ること」が鈴木のモットー。恩師の言葉を胸に、鈴木はさらなる活躍を誓う。